科学技術・医療

【独自】ツシマヤマネコにPFAS

「高濃度」検出、影響恐れ
国の天然記念物で絶滅危惧種のツシマヤマネコから、発がん性などが指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)が検出されたことが10日、愛媛大などの研究チームによる調査で分かった。

万博、宇宙から見た地球を生中継

大西飛行士が出演
大阪・関西万博で10日、国際宇宙ステーション(ISS)と会場を生中継でつなぐイベントが開かれた。船外カメラが撮影する地球の映像を披露。

生成AI推進へ地方紙が連携

岩手と新潟、協定を締結
岩手日報社(盛岡市)と新潟日報生成AI研究所(新潟市)は10日、生成人工知能(AI)の地域社会での推進を目指し、「生成AIパートナーシップ協定」を締結したと発表した。

玄海3号機が営業運転再開

内部被ばくや不具合で遅れ
九州電力は10日、玄海原発3号機(佐賀県玄海町)が3月末からの定期検査を終え、営業運転を再開したと発表した。

琥珀にハチ化石6匹確認、新種か

岩手の白亜紀地層
福井県立大や久慈琥珀博物館(岩手県久慈市)のチームは10日、寄生バチの「シリボソクロバチ」の仲間の化石6匹が入った世界的にも珍しい琥珀を、同市にある約9千万年前の白亜紀後期の地層から発見したと発表した。

災害科学研究で復興後押し

福島・浪江町に東北大拠点
東北大と福島県浪江町は10日、町が整備を進めている産学官連携施設に「東北大学FUKUSHIMA浜通り拠点」(仮称)を設置すると発表した。2026年度に研究拠点、27年度に研修施設の開設を目指す。

ユネスコ決議に期待の声

知床、地元や自然保護団体
世界自然遺産の北海道・知床について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会が9日(日本時間10日)、事業開発の際に自然環境への影響を評価するよう求めたことを受け、携帯電話基地局整備に慎重な地元自治体の関係者…

米、はしか過去33年で最多

1288人、根絶ほぼ喪失
【ワシントン共同】米国で今年、1288人のはしか感染者が確認されたことが、疾病対策センター(CDC)の8日時点の集計で分かった。2千人以上が確認された1992年以来、過去33年で最多。

知床の環境影響評価求める

ユネスコ世界遺産委が決議
国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は9日(日本時間10日)、世界自然遺産に登録されている知床(北海道)や周辺で事業開発を行う場合、生態系など自然環境への影響を評価するよう日本政府に求める決議を採択した。

水素で作った料理提供

トヨタ系の社内レストラン
トヨタ自動車グループのジェイテクトは9日、水素ガスを利用した調理器「水素グリラー」を、愛知県刈谷市にある本社のレストランに導入したと発表した。

非公開で学術会議の新法人設立委

日程も秘匿、問われる政府の姿勢
日本学術会議を2026年10月に現行の「国の特別機関」から特殊法人に移行させる新法成立を受け、内閣府が新法人の「設立委員会合」の日程を事前に明らかにせず非公開で開催していたことが9日分かった。

「色落ちノリ」がんに効果か

資源の有効活用にも
海藻のノリに含まれる成分が、肥満や糖尿病、脂肪肝炎、肝がんを予防する可能性のあることがマウスの実験で分かったと、慶応大などのチームが米科学誌「iScience」に発表した。

認知症薬「レカネマブ」値下げへ

中医協、高額で費用対効果検証
厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)は9日、認知症のアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」の薬価見直しを巡り議論した。

女川原発2号機の40年運転認可

原子力規制委、震災影響も考慮
原子力規制委員会は9日、今月で運転開始30年となる東北電力女川原発2号機(宮城県)について、今後10年間の運転に必要な管理計画を認可した。今年6月に始まった原発長期運転の新制度に基づいた対応。

HPV接種率、高1は41・9%

推計サイト開設、啓発に期待
医療従事者向けサイトを運営する「エムスリー」は8日、子宮頸がんを予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種率を推計したサイトを開設した。

糖尿病患者は熱中症高リスク

名工大解析「早めの対策を」
名古屋工業大の研究チームは8日、糖尿病患者は糖尿病でない人に比べて熱中症になるリスクが約1・4倍とする全国の保険診療の明細(レセプト)による解析結果を発表した。

百日ぜき患者、最多更新

週3353人
国立健康危機管理研究機構は8日、全国の医療機関から6月23~29日の1週間に報告された「百日ぜき」の患者数(速報値)が3353人だったと明らかにした。現在の集計法を始めた2018年以降で最多を更新。

柏崎刈羽、9月まで県民意識調査

新潟知事、再稼働判断材料
新潟県は8日、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に関する県民意識調査を9月中下旬まで実施すると発表した。調査終了後速やかに集計結果を公表するとしている。

米学会、ワクチン巡り厚生省提訴

子どもへの接種推奨中止で
【ワシントン共同】米小児科学会や感染症学会は7日、ケネディ厚生長官が子どもと妊婦に対する新型コロナウイルスワクチンの接種推奨を中止したのは不当だとして、無効にするよう求めて東部マサチューセッツ州の連邦地裁に訴えた。

改姓で女性研究者に「影響」

英科学誌、日本の調査引用
英科学誌ネイチャーは7日までに、法律婚による改姓が日本の女性研究者に「大きな影響を与えている」との記事を伝えた。
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